米国産ポテトについて
米国のポテト生産者は、世界最高のポテトを生産するため、
豊富な経験と資源を活用しています。
米国農務省の農業研究局は、著名な大学の研究者と協力し、国際的に知られるポテトの品種開発プログラムを実施しています。同プログラムでは、病気の低減のほか、高品質で栄養価に優れた優良品種の開発にも継続的に取り組んでいます。
全ての商業用米国産ポテトは、認定された種イモだけを用いて栽培されています。米国の種イモ認定は、全ての国内基準を満たしていることを米国農務省各局が認定する公式な手続きです。
米国のポテト生産者は数百種に及ぶポテトを栽培し、生鮮ポテトから加工製品に至るまで幅広い用途に対応するよう、多種多様なポテトの開発に継続的に取り組んでいます。
米国のポテト栽培地域は、肥沃な土壌とポテトの生育に適した理想的な気候に恵まれています。夏は好天が続き、夜は冷涼になる気候はポテト栽培に最適です。長く寒い冬は、害虫や病気を最低限に抑えます。このように恵まれた環境の中で、米国のポテト生産者は、使用する殺虫剤と化学肥料を最小限に抑え、持続可能な農業を行っています。
TOPICS
ラセットポテトはアメリカで最も親しまれているポテトの品種です。
サイズが大きくでんぷん質が豊富で編目模様の皮と白い中身が特長です。
加熱するとホクホクした食感になります。
米国の生産者は、土壌をきめ細かく管理しています。輪作を行っているため、同じ区画でポテトを作付けするのは、3年から5年にたった一度です。このようにして、より健全な作物と持続可能な農場を実現しています。生産者は、栽培の開始時期に認定農学者と協力して、土壌の栄養状態をモニタリングし、全地球測位システム(GPS)を活用して、必要な場所に正確な量の肥料を投与し、肥料の過不足を防いでいます。
最新の計測機器によって土壌に含まれる水分量と蒸発率を計測し、灌漑の必要量を正確に決定しています。灌漑システムには全地球測位システム(GPS)技術が採用されており、自動的に最適な水量が供給されます。
収穫の時期になると、ポテトが生理学的に十分成熟しているか、糖度が貯蔵や加工に適したレベルにあるかを徹底的に精査します。米国のポテト生産者は、収穫、出荷、輸送の過程におけるポテトへの損傷を防ぐため、最先端の専用機材を保有しています。収穫物は、米国農務機関によって検査後等級をつけられます。収穫後、ポテトは加工工場に直接運ばれるか、温度・湿度・空気循環が管理された施設で貯蔵されます。
TOPICS
春、暖かくなってきてから植え付けをする。
初夏、花が咲いて少ししたら収穫の準備をはじめる。
アメリカンポテトの農地は広大なため、収穫にGPS機能のついた無人収穫機が使われる。
収穫されたポテトは温度、湿度、酸素量などが厳密に管理された貯蔵庫で出荷を待つ。
最先端の加工技術を使ってフローズン、ディハイ(乾燥)ポテトに加工され、国内外へ出荷される。